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手品と麻雀

今回は「高レート裏麻雀列伝 むこうぶち(以下むこうぶち)」について書こう。

題材は単行本19巻に収録されている160話「観客・1」、161話「観客・2」。そもそもガン牌の記事は、引用元を自分が参照しやすいところにメモしておくためのものだった。イカサマの思い出へと話が逸れてしまったために、当初の目的を忘れていた。

むこうぶち19表紙
表紙。主人公の「傀」です。

この「観客」というエピソードでは、「むこうぶち」では珍しくイカサマを扱っている。

手口は「見た目は同じだが、磁石の入ってない3と7の数牌をガン付けして雀荘の各所に仕込んでおく。自動卓は磁石の入っていない牌を牌山としてセットできないので、ガン付け済みの牌も混ぜて局終了時に卓内へ流し込む事で、後処理もスムーズに出来る。」というもの。

イカサマの種としてはよくある話だが、このエピソードが普通の麻雀漫画と異なるのは、敵役が賭け金目当ての「イカサマ師」でなく「エンターテイナー」であり、観客が彼の「ショー」を観に来ていると言う点だろう。

敵役はガン付けした3と7の数牌を用いて「一見4枚目(以内)の牌で和了しているが、卓外からはそれが5枚目の牌であると分かる」イカサマを繰り出すのだが、「卓内」つまり対局者はそれがイカサマであると気付く事ができない。観客はその様子を楽しむ…というのが「ショー」の内容である。
 
具体的に、私が面白いなと感じたのは以下の点だ。

「麻雀客てのは自分が小銭賭けてる時は嫌がるクセに 他人がサマされるのは見たがる奇妙な人種だ」
「ショー」を企画した雀荘のマスターの台詞だ。麻雀が好きな人なら、思い当たる節があるのではないだろうか。イカサマが持つ「カッコいい」イメージの根底には、こういう理由があるのかもしれない。イカサマではないが、「盲牌」を練習するのも似たような理由だろう。

「麻雀には元々 ミスディレクション(観客の注意を逸らす要素)を起こしやすい条件が揃ってるンです」
これもマスターの台詞。最近リメイクが「近代麻雀」に載った「バード 砂漠の勝負師」でも似た台詞があった。案外、言われてみないと気が付かないものだ。

「むこうぶち」については「連載開始時に比べて、裏麻雀の描写が少なくなり、殺伐さが薄れている」という指摘を頻繁に見かける。しかし、長期連載を支えているのは「観客」に代表されるような「イレギュラー」なエピソードなのではないだろうか。
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